『蟹工船』と“神様”
『蟹工船』(かにこうせん)と神様…変なタイトルですが、昨日、祈らされた祈りです。
『わたし(神)は、エジプトにいるわたしの民の悩みを確かに見、追い使う者の前の彼らの叫びを聞いた。わたしは痛みを知っている。
わたしが下って来たのは、彼らをエジプトの手から救い出し、その地から、広い良い地、乳と蜜の流れる地、カナン人、ヘテ人、エモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人のいる所に、彼らを上らせるためだ。
見よ。今こそ、イスラエル人の叫びはわたしに届いた。わたしはまた、エジプトが彼らをしいたげているそのしいたげを見た。』旧約聖書 出エジプト記3:7~9
昨日、市のボランティア先で―『蟹工船』と現代社会―という講演を思いがけなく聞くことができた。講師は浜林正夫氏(一橋大学名誉教授)である。
小林多喜二著者の『蟹工船』が、今、若者に読まれているというのは、テレビで見て知っていた。
私は読んだことがない。が、今回の講演で、どんな内容なのか、とても詳しく教えてもらった。
大正10年から、蟹工船は始まる。蟹を取って、船の中で缶詰をつくる、つまり漁業と工場が船の中に一つとなっている。
著者小林多喜二は、蟹工船で行われている漁夫の劣悪きわまりない労働実態を“漁夫虐待事件”として2年に渡って調査し、やがて小説にしていく。
労働者である漁夫たちを人間的に取り扱わず、暴力、餓死、病死させた実話をもとに書かれた。
漁夫たちは虐待を受けながらも、団結して、抵抗していくそのプロセスが描かれているとのことだった。
そして、『蟹工船』で行われたようなことは、日本の歴史の中で、朝鮮人強制連行、中国人強制連行などで繰り返されたと話されていた。
私が最も心揺さぶられたのは、“現代の日本社会に『蟹工船』的状況はある―という話しである。
格差社会、派遣切り、最後のセーフネットのはずの生活保護まで人々を守れていない。あとは、犯罪を犯して、刑務所に行くか、死ぬしかない…そんな現状があると話された。
こういう話しを聞くと、「神様、助けを必要とする人たちを助けてください!」と私の中の眠っているものが心を揺さぶる。
豊かな日本と言われる中で、うつ病になったり、自殺したり、失業に途方にくれている人たちがいる。
この講演者は最後に、『蟹工船』と現代は同じなのか…かつて、同じ船の中にあった“団結”が、今は無くなった。“人間のつながり”をどうやって回復していくのかが課題である…とまとめていた。
帰り道、自転車に乗って、祈りながら帰ってきた。
「神様、あなたはイスラエルの民をエジプトから救出した歴史に働かれる神様です。
今の日本の現状を神様はご存じです。
今、苦しむ者たちの叫びを聞いてくださり、神様のお名前によって、その権能によって、彼らを苦しみから救いだしてください。
今の私に日本が神様によって変えられていく幻はありませんが、この日本を変えてくださるのは神様しかいません。
神様、助けてください。」
家に帰り、一日外に出ていたので、うたた寝をした。夢を見た。サラリーマン風のワイシャツを着ているたくさんの男性たちが、一斉に祈っている夢だった。神様の幻(ビィジョン)だろうか。
神様、遣わされた場所で、私たちが祈りを一つとできますように。
このつながりのなくなった社会で、イエス様にあるつながりのくすしいことを表してください。
私自身は、自分のリバイバル(信仰覚醒)のために、悔い改めにもぐっていきます。
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